■秘書の資格
意外といろいろあります。秘書の資格一覧。
仕事内容が幅広く、さまざまな技術力や技能が求められるのが秘書です。
秘書技能検定は、文書の作成やファイリング、スケジュール管理、マナー・接遇など、秘書として必要な基本能力を試します。
試験は4ランクに分かれており、毎年20万人近い人が受験します。
認知度は高く、多くの企業で資格手当が出たり、人事考課の材料とされることも。
一般常識や言葉づかいなどビジネスシーン以外でも役立つ知識・技能が身につくため、学生の受験者も多いです。
●秘書士
規制緩和、企業の国際化などの進歩が激しいこの頃、有能な秘書はますます必要とされています。秘書に求められる能力も高度な教養と適応力、行動力と柔軟性など幅広い。
秘書士は、全国大学実務教育協会の会員校で指定の必修科目および選択科目を履修することで取得できます。
ワープロ・表計算・データベースソフト利用の基礎技能や言語表現の適正な運用能力などとともに、会社の組織や情報の流れを理解する力を習得したことを認定します。
外資系企業などで数カ国語を使う、秘書業務のエキスパートたちの実力を評価する資格です。(社)日本秘書協会が認定します。
1次のプライマリー試験は、3科目に合格すると「準CBS」として認定されます。
「CBS」として認定される2次のファイナル試験は、4科目合格が必要で、日本人と外国人による2カ国語での個人面接も含まれます。
受験者の大半は実務経験者で、一般的には合格までに2〜3年はかかります。難関資格。
米国秘書協会(IAAP)が認定する資格がCAPです。
米国のほか、カナダ、香港、シンガポール、マレーシア、日本で試験を実施しています。
コミュニケーション能力や、マネジメント能力、IT知識を判定する秘書検定です。
世界で6万人以上が取得している資格で、秘書としてのハイレベルな能力を証明する国際的な資格です。
日本ではバベルユニバーシティ主催の「CAP受験対策コース」を受講した場合、通学で約5ヵ月、インターネットによる通信で約12ヵ月かかります。
医療秘書技能検定試験は、医療秘書実務、関連法規、医学的基礎知識、医療事務などの各分野において、医療秘書として働くための専門知識と、技能を有しているかを認定する試験です。
医療秘書教育全国協議会が、1988年から実施しています。
医療秘書をめざす学生にとっては学習目標の1つとなり、採用する医療機関においては志望者の実力を判断する目安となります。
検定は3級、2級、準1級、1級の4段階に分かれ、年2回実施されています。
高い情報処理能力などを活かして医師をサポートし、かつ医療事務全般の処理能力も高いエキスパートを認定する資格です。
(社)日本病院管理教育協会と、大学・短期大学医療教育協会が実施する全国統一試験に合格し、学校の卒業が許可されると、認定証を得ることができます。
国会初の国家資格制度。国家公務員I種と同等の超難関資格で、合格すると合格者登録簿に登録されます。
その後、個別に国会議員と面接し採用されれば、国会議員政策担当秘書として、議員をサポートする政策スタッフとなります。
「議員立法」に参加し、法律をつくりだすほか、国会の委員会での質問を作成したり、資料を収集したりします。一国の進むべき道を模索する責任の重い仕事です。それだけにやりがいも十分です。
秘書にあこがれる。
●秘書士 ★★★★★ 短大でとれます。
●秘書検定 ★★★★★ 準1級以上をめざそう。
●国際秘書検定 ★★★★★ 外資系秘書をめざすなら。
●医療秘書技能検定 ★★★★★ 病院で働きたいなら。
●国会議員政策担当秘書資格試験 ★★★★★ 難易度がたかすぎっ!
★は大事度をあらわしています。
★★★★★かなり大事 ★★★普通 ★少々大事
どの資格がわたし向き?